ktgr.xyz // 何にでもCamelCrusherを注ぐ女
◆ はじめに ◆
この記事は、
Breakcore Advent Calendar 2018 7日目の記事です。とはいえ実質的に1日目みたいです。
かたぎり と申します。はじめまして。味噌レコで音楽をやっています。
フリーのディストーション/コンプレッサーの紹介や比較。
◆ Fruity Blood Overdrive ◆
FLそなえつけのアイツ MacのFL20には入ってないらしい。ウケる
Colorでマルチバンドっぽい調整ができるのが強みだと思います。(別にマルチバンドではない)
あと、小学生なので×100にロマンを感じる
元々ある2つのプリセットが結構よいのでそこから音をいじっていくと調整しやすい。
Color : ディストーションをかける帯域の調整。Prebandとあわせてうまく調整するのがBlood Overdriveのキモな気がします…
x 100 : ONにすると最強バージョンになる。逆に、OFFなら緩やかなコンプみたいな使い方ができる
◆ OTT ◆
みんな大好きOTT
ドラムのコンプレッションとかからMasterの隠し味ぐらいまで万能に使えるかわいい子。
分かりにくいですが まんなかのドラッグで帯域をいじることができます。楽しい
最後に、昔おしえてもらったよこしまな使い方を貼っておきます →
★
◆ Fruity WaveShaper ◆
FL備え付けの人2。
プリセットにあらゆる物が入っていてそれだけでかなり使えるから、それらを一巡して見ておくだけで音いじりの引き出しになってくれる。
横軸がINPUT、縦軸がOUTPUTを示していて波形を直接いじる感じなんですけど、これについて説明するととても長くなってしまうので
単純な波形を弄りながら研究するとわかりやすいということだけ書いておきます。
プリセットの中ではFuzzy saturatorというやつが好きです。あと波形の種類選ぶやつでPulseとかWave使うと大変楽しいことになるので試したことない人は試してほしい。
KSHMRの名言
Unipolar / bipolar mode : 「WAVESHAPER」の横にあるやつ。波形の上半分と下半分を同時に調整する(Unipolar、デフォはこっち)のと、個別に調整する(Bipolar)のを切り替えられる。
Oversample : オーバーサンプリングの設定。
Center : DCオフセット除去ボタン。ボッ!ってなるときはつけてみるといいです。
◆ D-Stortion ◆
良いディストーションをゆるく探してたときにちょうどElizaに教えてもらった物
なんか波形の対称性の調整ができる!!えらい
あまり強くかけすぎず隠し味みたいな使い方するのがよきかなと思われます。
Highpass / Lowpass (左から3列目, 4列目) : EQだけど様子がおかしい。(は?)
Symmetry (左から5列目) : 波形の調整(上寄りとか下寄り)。音の広がりをひし形なり何なりで確認できるやつを見ながらいじると楽しい。
◆ HY-MBDrive ◆
最近マルチバンドディストーションを使ったことないのはやばいなと思って使ってみたやつ。
マルチバンドコンプと同じようにSPLITでLOW/MID/HIGHの音域を指定してディストーションをかけていく。
ディストーションが5タイプぐらいあって調整が楽しい。(ていうかマルチバンドディストーションは全てにおいて調整が楽しい)
Lo-FiとかClipとか効果的に使うとキモい音ができて変な気持ちになれます。
Wid : ステレオ感をいじれる。うれしい。
◆ CamelCrusher ◆
マジで大量に使いすぎて怒られたことが何回もある(本当にすいません)
わたくしはこれを各トラックの音圧そろえるためにめっちゃ刺しまくりますが ニーソさんはこういうポジションにOTT使ってるらしいです。
Compressorの特色としてアタックがめっちゃボツッてなることで音のハッキリ度が増す(聴いてもわかるし波形も見てみるとボツッてなってる)
正直20個ぐらいあるプリセットが優秀で嬉しいです。特にAnnihilateとBritish Cleanがよい。
ディストーション寄りの使い方をしたいときは前者、コンプレッサー寄りの使い方をしたいときは後者をもとにパラメータをいじると扱いやすいかも。
これ以上CamelCrusherに対する愛を語っても仕方がないので終わりたいと思います。
PHAT MODE : オンにすると波形が海苔に大きく近づいて音がズサーってなる。これをつけると前述のアタック調整がなくなる。
◆ 結論 ◆
我々はWavesのH-EQやFabfilterのPro-MBや同社のSaturnを買ったほうがいいです。